秋の夜に目が覚める…中途覚醒を改善する東洋医学の睡眠ケア3つの習慣【西宮市の自律神経鍼きゅう院】
おはようございます!夙川まほら鍼きゅう院、鍼灸師・院長の宮﨑牧子です。
夜中に何度も目が覚めてしまい、朝起きても「ぐっすり眠れた」という実感がない…そんな日々が続いていませんか?
特に秋は、気温の変化や空気の乾燥により、睡眠の質が落ちやすい季節なんです。
中途覚醒は、単なる「眠りの浅さ」だけでなく、自律神経や体の内側のバランスが乱れているサインかもしれません。
このブログでは、東洋医学の視点から中途覚醒の原因を紐解き、今夜から実践できる3つの睡眠ケア習慣を詳しくご紹介します。
この記事を読むとわかること:
- 中途覚醒が起こる東洋医学的な体の仕組み
- 秋の季節と睡眠の質の関係
- 心身をゆるめて深い眠りをサポートする3つの具体的な習慣
この記事はこんな方におすすめ:
- 夜中に何度も目が覚めてしまう方
- 秋になってから睡眠の質が落ちたと感じる方
- 自然な方法で睡眠をサポートしたい方
- 日中の疲労感や集中力低下にお悩みの方
深い眠りを取り戻して、心も体も軽やかな毎日を過ごしましょう!
体の悩みでお困りの方へ
体の不調にお悩みではありませんか? 夙川まほら鍼きゅう院では、局所にとらわれず全身にアプローチする治療を行っています。 全身を整えることで自然治癒力が高まり、部分的な治療よりも根本的な回復が期待できます。 東洋医学の観点から体質改善をサポートし、体調の改善だけでなく、こころも元気に、美しく、あなたらしく豊かな人生を歩むお手伝いをさせていただいています。 どうぞお気軽にご相談ください。

中途覚醒とは?秋に増える理由
中途覚醒の定義と症状
中途覚醒とは、夜間に2回以上目が覚めてしまい、再び眠りにつくのが難しい状態のことです。
「またか…」と思いながら時計を見ると、まだ夜中の3時。
そんな経験、ありませんか?
具体的には、こんな症状が現れます。
- 夜中に何度も目が覚める
- 一度起きるとなかなか眠れない
- 朝起きても疲れが取れていない
- 日中に強い眠気や疲労感がある
- 集中力が続かない
睡眠は心身の回復に欠かせない大切な時間です。
中途覚醒が続くと、日常生活のパフォーマンスが低下したり、体調不良につながる可能性があります。
「最近、眠りが浅いな」と感じている方は、体からのサインを見逃さないようにしてくださいね。
秋の気候変化が睡眠に与える影響
秋は一日の中でも気温差が大きく、朝晩の冷え込みが体に負担をかけやすい季節です。
この気温の変化が、自律神経のバランスを乱す原因になると言われています。
自律神経は、体温調整や睡眠のリズムを整える大切な役割を担っていますからね。
また、秋は空気が乾燥しやすく、東洋医学では「燥邪(そうじゃ)」と呼ばれる邪気が体に影響を与えるとされています。
燥邪は、肺や皮膚を傷つけ、体の潤いを奪うと考えられています。
この乾燥が、睡眠の質を低下させる要因の一つになることもあるんですよ。
秋特有の気候変化に体が対応しきれないとき、中途覚醒が起こりやすくなるんですね。
体質を全体からとらえた中途覚醒の原因
東洋医学から見た中途覚醒(心・肝の不調)
東洋医学では、中途覚醒は「心(しん)」と「肝(かん)」という臓腑の不調と深く関係していると考えられています。
ここでいう「心」は、心臓だけでなく、精神活動や睡眠を司る働きを意味します。
心の働きが弱ると、精神が落ち着かず、夜中に目が覚めやすくなると言われているんです。
また、「肝」は気(エネルギー)の流れを調整し、情緒を安定させる役割があるとされています。
ストレスや緊張が続くと、肝の気が滞り(肝気鬱結)、イライラや不眠につながる可能性があります。
東洋医学の五行説では、秋は「肺」の季節とされていますが、肺と心は密接な関係があると考えられています。
秋の乾燥や気温変化が肺に負担をかけ、それが心の働きにも影響を与えるという伝統的な解釈があるんです。
個人の体質により体験には個人差がありますが、心と肝を整えることが、睡眠の質をサポートする鍵になると言えるでしょう。
自律神経との関係
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つから成り立っています。
交感神経は活動モードを、副交感神経はリラックスモードを担っています。
本来、夜になると副交感神経が優位になり、体が休息モードに切り替わります。
しかし、ストレスや不規則な生活が続くと、交感神経が過剰に働き続けてしまうことがあります。
すると、夜になっても体がリラックスできず、眠りが浅くなったり、中途覚醒が起こりやすくなるんです。
秋の寒暖差も、自律神経に負担をかける要因の一つと言われています。
体温調整のために自律神経がフル稼働し、疲れてしまうんですね。
寒暖差で悪化する動悸・息苦しさ…秋に実践したい自律神経ケア4つのポイントでも、秋の自律神経ケアについて詳しくお伝えしていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
気・血・水のバランスから考える睡眠
東洋医学では、体を構成する基本要素として「気・血・水」という考え方があります。
気は、エネルギーの流れを意味します。
気の巡りが滞ると、体が緊張しやすくなり、眠りが浅くなると言われています。
血は、栄養を全身に運ぶ役割があります。
血が不足すると、心を養うことができず、精神が不安定になりやすいと考えられています。
水は、体の潤いや水分代謝を指します。
水の代謝が滞ると、体が重だるく感じたり、むくみが出たりすることがあります。
中途覚醒は、この気・血・水のバランスが乱れているサインかもしれません。
全身のバランスを整えることが、質の高い睡眠をサポートする第一歩なんです。
個人の体質により体験には個人差がありますので、自分の体の状態に合ったケアを見つけることが大切ですよ。
中途覚醒を改善する東洋医学の睡眠ケア3つの習慣
習慣1 – 夜の照明を調整する(心をしずめる環境づくり)
睡眠の質を高めるために、まず見直したいのが「光」の環境です。
就寝2時間前から、部屋の照明を間接照明に切り替えてみてください。
明るすぎる光は、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を妨げると言われています。
特に、スマホやパソコンから出るブルーライトは要注意です!
ブルーライトは脳を覚醒させる働きがあるため、寝る前は控えめにするのがおすすめです。
東洋医学では、夜は「陰」の時間とされ、陽気(活動エネルギー)を収める必要があると考えられています。
暖色系のライトやキャンドルなど、優しい光で過ごすことで、心が自然と落ち着いていきます。
具体的な実践方法:
- 間接照明やスタンドライトを活用する
- 暖色系(オレンジや電球色)の明かりを選ぶ
- 寝室はできるだけ暗くする(カーテンを閉める)
- 就寝1時間前にはスマホを見ない
光の色温度を意識するだけで、自律神経が整いやすくなると言われているんですよ。
ぜひ今夜から試してみてくださいね。
習慣2 – 呼吸法と軽いストレッチ(肝の気を整える)
寝る前のちょっとした時間に、呼吸法とストレッチを取り入れてみましょう。
腹式呼吸は、副交感神経を優位にし、体をリラックスモードに切り替える手助けをしてくれると言われています。
また、東洋医学では、肝の気を整えるために「肝経」を刺激することが大切とされています。
肝経は、足の親指から始まり、脚の内側を通って肝臓につながる経絡です。
この経絡を刺激することで、気の巡りがスムーズになり、心身がゆるむと考えられています。
寝る前5分間でできる簡単なルーティン:
① 腹式呼吸(5回繰り返す)
- 仰向けに寝て、手をお腹に置く
- 鼻から4秒かけてゆっくり息を吸う
- 口から6秒かけてゆっくり息を吐く
② 足首を回す(各10回)
- 仰向けのまま、足首をゆっくり大きく回す
- 右回り、左回り、両方行う
③ 太衝穴(たいしょうけつ)を刺激(左右各30秒)
- 足の甲、親指と人差し指の骨が交わるくぼみ
- 親指でやさしく押す
- 気持ちいいと感じる強さで
無理をせず、気持ちよい範囲で行うことが大切です。
体がゆるんでいくのを感じられると思いますよ。
個人の体質により体験には個人差がありますが、毎日続けることで、だんだんと眠りやすくなってくる方もいらっしゃいます。
習慣3 – 体を温める食習慣(心と脾を養う)
睡眠の質は、日中の食事によっても左右されます。
東洋医学では、「心」と「脾(消化器系)」を養う食材を取り入れることが大切とされています。
夕食に取り入れたい食材:
白きくらげ
- 肺を潤し、心を養うとされる食材
- デザートやスープに入れて
なつめ
- 血を補い、心神を安定させるとされる食材
- お茶に入れたり、そのまま食べても
蓮の実
- 心を落ち着かせる働きがあるとされる食材
- スープやおかゆに加えて
避けたい飲食物とタイミング:
カフェイン
- 午後3時以降は控えめに
- コーヒー、緑茶、紅茶など
冷たい飲み物
- 体を冷やし、脾胃の働きを弱める可能性があります
- 常温か温かい飲み物を選びましょう
夜遅い食事
- 消化活動が睡眠を妨げることがあります
- 就寝3時間前には食事を済ませる
東洋医学には「心脾両虚」という考え方があります。
これは、消化機能(脾)の弱りが心の不調につながるという伝統的な解釈なんです。
胃腸を労わることが、心を安定させることにもつながるんやね。
寝る前には、カモミールやラベンダーなどのハーブティーもおすすめですよ。
温かい飲み物で体を内側から温めて、心地よい眠りへと導きましょう。
季節の変わり目に悪化する肩こりとめまいでも、自律神経を整える生活習慣についてご紹介していますので、合わせてチェックしてみてくださいね。
鍼灸でできる睡眠の質をサポートするケア
睡眠に関わる経絡とツボ
東洋医学では、睡眠の質をサポートするために、いくつかの経絡とツボが重要とされています。
ここでは、セルフケアにも活用できるツボをご紹介します。
神門(しんもん)- 心経
- 手首の内側、小指側のくぼみ
- 心を落ち着かせるとされるツボ
- 親指で優しく押してみましょう
太衝(たいしょう)- 肝経
- 足の甲、親指と人差し指の骨の間
- 気の流れを整えるとされるツボ
- リラックス感が期待されます
巨闕(こけつ)- 任脈
- みぞおちとおへその間
- 心の働きをサポートするとされるツボ
- 温めるケアがおすすめ
百会(ひゃくえ)- 督脈
- 頭のてっぺん、左右の耳を結んだ線の中央
- 精神を安定させるとされるツボ
- 指の腹で軽く押す
セルフケアでは、指圧やお灸を使ってツボを刺激することができます。
気持ちいいと感じる強さで、無理なく続けてみてくださいね。
個人の体質により体験には個人差がありますが、毎日のケアが睡眠の質をサポートする助けになると言われています。
夙川まほら鍼きゅう院での睡眠ケアのアプローチ
夙川まほら鍼きゅう院では、睡眠の悩みに対して、全身の気血の巡りを整えるオーダーメイドの施術を行っています。
まずは、舌診や脈診を通じて、あなたの体質や不調の原因を見極めます。
一人ひとりの体質は違うので、その方に合わせた施術内容を組み立てていくんですよ。
鍼灸施術では、以下のような体験が期待されます(個人差があります)。
- 施術中に深いリラックス感が得られることが多い
- 体の緊張がゆるむ感覚
- 施術後に心地よい眠気を感じる方もいらっしゃいます
セルフケアと専門施術の違い:
セルフケア
- 日常的な予防とメンテナンス
- 習慣として続けることが大切
専門施術
- 根本的な体質へのアプローチ
- プロの視点で体全体のバランスを整える
鍼灸は医療行為の代替ではありませんが、体質改善をサポートし、自然治癒力を高めるお手伝いをさせていただきます。
継続的にケアを受けることで、少しずつ体が整っていくのを実感していただけると思います。
西宮市夙川で、睡眠の悩みを抱える多くの方々をサポートしてきた経験から、あなたに最適なケアをご提案いたします。
阪急神戸線夙川駅より徒歩4分、JRさくら夙川駅より徒歩12分と、アクセスも良好です。
兵庫県東南部(尼崎市・伊丹市・芦屋市・神戸市)からも通いやすい場所にありますので、お気軽にお越しください。
まとめ – 質の高い睡眠で心身を整える
今回は、秋の中途覚醒をサポートする東洋医学の睡眠ケア3つの習慣についてお伝えしました。
3つの習慣をもう一度振り返りましょう:
- 夜の照明を調整する(心をしずめる環境づくり)
- 呼吸法と軽いストレッチ(肝の気を整える)
- 体を温める食習慣(心と脾を養う)
これらの習慣は、一度試しただけでは大きな変化を感じにくいかもしれません。
でも、毎日コツコツと続けることで、少しずつ体が変わっていきます。
睡眠の質がサポートされると、日中の活力も増し、心にも余裕が生まれてきますよ✨
もし、セルフケアだけでは難しいと感じたら、一人で抱え込まずに専門家のサポートを受けてみてくださいね。
夙川まほら鍼きゅう院では、あなたの体質や生活に合わせたオーダーメイドの鍼灸施術で、睡眠の質をサポートするお手伝いをさせていただきます。
何歳からでも、あなたらしくすこやかで輝く人生をおくることができます。
質の高い睡眠を取り戻して、心も体も元気な毎日を過ごしてくださいね!
ぜひ今夜から、できることから始めてみてください。
きっと、体が喜ぶのを感じられるはずですよ😊
個人の体質により体験には個人差があります。
持続する不調がある場合は医療機関へのご相談をおすすめします。
専門家と一緒に体のケアを始めませんか?
夙川まほら鍼きゅう院では、あなたの体質や状態に合わせたオーダーメイドの鍼灸で、不調の改善と本来の健やかさへと導くお手伝いをさせていただきます。何歳からでも、あなたらしくすこやかで輝く人生をおくることができるよう、最適なケアを一緒に考えてまいります。


0798-31-5456