秋バテで疲れが取れない原因は自律神経?夏の疲れをリセットする3つのツボケア【さくら夙川駅からも通える鍼灸院】
秋バテとは?夏の疲れが残る理由
おはようございます!夙川まほら鍼きゅう院、鍼灸師・院長の宮﨑牧子です。
夏が終わって涼しくなってきたのに、なぜか体がだるい…。
朝起きるのがつらくて、一日中疲れが抜けない…。
そんな「秋バテ」の症状に悩まされていませんか?
実は、秋バテの大きな原因のひとつが「自律神経の乱れ」なんです。
夏の暑さや冷房による寒暖差、生活リズムの変化が積み重なって、体の調整機能が低下してしまうんですね。
この記事では、東洋医学の視点から秋バテと自律神経の関係を紐解き、自宅で簡単にできる3つのツボケアをご紹介します。
毎日続けることで、夏の疲れをリセットし、心身ともに元気を取り戻すサポートができますよ。
この記事を読むとわかること
- 秋バテが起こる東洋医学的なメカニズム
- 自律神経と秋バテの関係
- 夏の疲れをリセットする具体的な3つのツボとその押し方
- 日常生活で取り入れられるセルフケアのポイント
この記事はこんな方におすすめ
- 秋になっても疲れが取れない方
- 朝起きるのがつらく、やる気が出ない方
- 自律神経の乱れを感じている方
- 自宅でできるセルフケアを知りたい方
それでは、一緒に秋バテから抜け出す方法を見ていきましょう!
体の悩みでお困りの方へ
体の不調にお悩みではありませんか?
夙川まほら鍼きゅう院では、局所にとらわれず全身にアプローチする治療を行っています。
全身を整えることで自然治癒力が高まり、部分的な治療よりも根本的な回復が期待できます。
東洋医学の観点から体質改善をサポートし、体調の改善だけでなく、こころも元気に、美しく、あなたらしく豊かな人生を歩むお手伝いをさせていただいています。
どうぞお気軽にご相談ください。

秋バテの主な症状
秋バテには、さまざまな症状があります。
ひとつだけでなく、いくつか重なって現れることも多いんです。
こんな症状に心当たりはありませんか?
- だるさ、倦怠感、疲労感が続く
- 朝起きるのがつらい
- 食欲不振、胃もたれがある
- 頭痛やめまい、立ちくらみがする
- やる気が出ない、集中力が続かない
- 寝ても疲れが取れない
これらの症状が2週間以上続く場合は、秋バテの可能性が高いです。
放っておくと、冬まで不調を引きずってしまうこともあるんですよ。
なぜ秋に疲れが出やすいのか
秋バテが起こる理由は、主に5つあります。
まず、夏の暑さによる体力消耗です。
真夏の暑さで体は多くのエネルギーを使います。
汗をかいて体温を調節することも、実は体にとって大きな負担なんです。
次に、冷房と外気温の寒暖差です。
夏の間、冷房の効いた室内と暑い屋外を行き来することで、自律神経は常にフル稼働。
この負担が蓄積されているんですね。
そして、夏の生活習慣の影響も見逃せません。
冷たいものの摂り過ぎや夜更かしなど、夏特有の生活パターンが体に負担をかけています。
さらに、季節の変わり目による気温・気圧の変化も影響します。
秋は一日の中でも寒暖差が大きく、気圧も不安定ですよね。
最後に、夏に溜まった疲労が表面化する時期だということ。
夏の間は暑さで気が張っていた分、秋になって気が緩むと、どっと疲れが出るんです。
体質を全体からとらえた秋バテの原因
東洋医学から見た秋バテのメカニズム
東洋医学では、秋バテをどのように捉えるのでしょうか?
まず、夏の間に消耗した「気(エネルギー)」が回復していない状態と考えます。
気は体を動かすためのエネルギーであり、これが不足すると疲れやだるさを感じるんです。
また、「陰(体の潤いや栄養)」の不足も重要なポイントです。
夏の暑さや汗で体の潤いが失われ、それが回復していないと、体の調子が整いません。
さらに、暑さと冷房による「陽気」の乱れも影響します。
陽気は体を温め、活動させるエネルギーですが、これが乱れると体温調節がうまくいかなくなるんです。
冷たいものの摂り過ぎによる「脾胃(消化器系)」の弱りも見逃せません。
脾胃が弱ると、食べ物から気を作り出す力が低下してしまいます。
これらが複合的に作用し、体の調整機能が低下した状態が秋バテなんですね。
自律神経と気・血・水の関係
東洋医学では、体は「気・血・水」という3つの要素で成り立っていると考えます。
実は、この考え方は現代医学の自律神経の働きとも深く関係しているんですよ。
自律神経は東洋医学の「気」の巡りと深く関係しています。
気がスムーズに巡っていると、自律神経も整いやすいんです。
逆に、気の巡りが滞ると、血(栄養)や水(体液)の流れも悪くなります。
これは、自律神経が乱れると血流や代謝も悪くなることと似ていますね。
交感神経と副交感神経のバランスは、陰陽のバランスとも言えます。
交感神経が陽、副交感神経が陰に対応すると考えられているんです。
ストレスや疲労で気が滞ると、自律神経が乱れます。
そして、季節の変化に体が適応できず、体調不良として現れるというわけです。
この関係性を理解すると、なぜツボケアが自律神経に働きかけるのかが分かってきますよね。
秋に弱りやすい「肺」と「脾」
東洋医学では、秋は「肺」と「脾」が弱りやすい季節とされています。
肺の働きについて見ていきましょう。
肺は呼吸を通じて気を全身に巡らせる大切な臓です。
また、免疫機能とも関係が深く、皮膚や鼻の状態にも影響するんですよ。
秋は空気が乾燥する季節。
乾燥は肺を弱らせる大きな原因なんです。
一方、脾の働きはこちらです。
脾は食べ物から気・血を作り出す臓で、消化吸収の中心的な役割を担っています。
体の土台となるエネルギー源を作り出しているんですね。
夏の間、冷たいものを摂り過ぎた影響で、秋には脾が弱っている方が多いんです。
この2つの臓が弱ると、疲労回復が遅れ、秋バテが長引いてしまいます。
逆に言えば、肺と脾を整えることが、秋バテから抜け出す鍵になるんですよ!
季節の変わり目の不調については、こちらの記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧くださいね。
夏の疲れをリセットする3つのツボケア
それでは、自宅で簡単にできる3つのツボケアをご紹介します!
毎日続けることで、夏の疲れをリセットし、秋バテから抜け出すサポートができますよ。
①足三里(あしさんり)- 胃腸を整え、気力を高める
ツボの位置
足三里は、膝のお皿の外側から指4本分下のくぼみにあります。
向こうずねの骨のすぐ外側です。
押すと少し痛みを感じる場所ですよ。
東洋医学的な意味
足三里は「胃経」という経絡上にあるツボです。
東洋医学では、脾胃の機能をサポートすると伝統的に考えられています。
「気」を補うツボとして、古くから重視されてきたんですよ。
体力増強や疲労回復のサポートが期待されるツボなんです。
具体的な押し方
- 椅子に座り、リラックスした状態で行います
- 親指をツボに当て、ゆっくり垂直に押し込みます
- 5秒かけて押し、5秒かけて離します
- これを5回繰り返してください
- 左右両方のツボを刺激しましょう
- 朝と夜の1日2回行うのがおすすめです
期待される体験
胃腸の動きがサポートされる感じがするかもしれません。
食欲が戻ってくることもあります。
体が温まる感覚を感じる方もいらっしゃいますよ。
だるさが軽減される場合もあります。
※個人の体質により体験には個人差があります
②労宮(ろうきゅう)- 心を落ち着け、自律神経を整える
ツボの位置
労宮は手のひらの中央にあります。
手を軽く握ったときに、中指の先端が当たるところです。
手のひらのやや窪んだ部分ですね。
東洋医学的な意味
労宮は「心包経」という経絡上にあるツボです。
心の働きを調整し、精神を安定させると言われています。
ストレスや不安を和らげるサポートが期待されるんですよ。
自律神経のバランスを整える働きがあるとされています。
具体的な押し方
- 片方の手のひらを上に向けます
- 反対の手の親指でツボを見つけます
- 優しく円を描くようにマッサージしてください
- 10秒ほどかけてゆっくりと行います
- 深呼吸をしながら行うとより良いですよ
- 左右両方の手で行いましょう
- 仕事の合間や寝る前におすすめです
期待される体験
心が落ち着く感覚を感じるかもしれません。
緊張がほぐれることもあります。
呼吸が深くなる方もいらっしゃいます。
イライラが軽減される場合もありますよ。
※効果を保証するものではありません
③太谿(たいけい)- 体の根本を補い、疲労回復をサポート
ツボの位置
太谿は内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみにあります。
足首の内側です。
動脈の拍動を感じられる場所なんですよ。
東洋医学的な意味
太谿は「腎経」という経絡上にあるツボです。
東洋医学では、腎は体の根本的なエネルギーを蓄える臓と考えられています。
疲労回復や体力増強のサポートが期待されるんです。
老化予防や免疫力のサポートにも関連すると言われています。
具体的な押し方
- 床や椅子に座り、足を楽な位置に置きます
- 親指でツボをゆっくり押し込みます
- 5秒かけて押し、5秒かけて離します
- これを5回繰り返してください
- 左右両方のツボを刺激しましょう
- お風呂上がりに行うと効果的ですよ
期待される体験
体が芯から温まる感じがするかもしれません。
足の冷えが和らぐこともあります。
深い疲れが取れやすくなる方もいらっしゃいます。
睡眠の質が向上する場合もありますよ。
※個人差があります
自律神経の乱れによる不調については、こちらの記事でも詳しく解説していますので、合わせてご覧くださいね。
ツボケアの効果を高める生活習慣
ツボケアと合わせて、日常生活の習慣も見直してみましょう。
相乗効果で、より早く秋バテから抜け出せますよ!
朝日を浴びて体内時計をリセット
朝起きたら、まずカーテンを開けて朝日を浴びましょう。
起床後30分以内に朝日を浴びることが大切です。
朝日を浴びると、体内時計が整い、自律神経のリズムも整うんです。
また、セロトニン(幸せホルモン)の分泌も促されますよ。
セロトニンは夜になるとメラトニン(睡眠ホルモン)に変わります。
つまり、朝日を浴びることが、夜の睡眠の質向上にもつながるんですね。
5~10分程度で十分です。
ベランダに出なくても、窓際で過ごすだけでも効果がありますよ!
温かい食事で胃腸をいたわる
秋になったら、冷たい飲み物や食べ物は控えめにしましょう。
夏の習慣を引きずらないことが大切です。
温かいスープや味噌汁を取り入れてみてください。
体が芯から温まり、胃腸の働きもサポートされます。
消化に良いものを選ぶのもポイントです。
おかゆや煮物など、優しい食事がおすすめですよ。
秋が旬の食材も積極的に取り入れましょう。
さつまいも、栗、きのこなどは、脾胃を補う食材なんです。
そして、よく噛んで、ゆっくり食べることも忘れずに!
これだけでも胃腸の負担がずいぶん軽くなりますよ。
質の良い睡眠で自律神経を整える
睡眠は自律神経を整える最も大切な時間です。
質の良い睡眠のために、いくつかのポイントを押さえましょう。
就寝2時間前までに食事を済ませることが理想です。
消化活動が続いていると、深い睡眠が得られにくいんです。
寝る1時間前にはスマホを見ないようにしましょう。
ブルーライトが睡眠ホルモンの分泌を妨げてしまいます。
部屋を暗くして、静かな環境を作ることも大切です。
遮光カーテンや耳栓を使うのもいいですね。
寝る前に軽いストレッチや呼吸法を取り入れてみてください。
副交感神経が優位になり、リラックスできますよ。
そして、毎日同じ時間に寝起きする習慣をつけましょう。
これが体内時計を整える一番の方法なんです。
夙川まほら鍼きゅう院での自律神経ケア
全身を整えるオーダーメイドの鍼灸施術
夙川まほら鍼きゅう院では、症状が出ている部分だけでなく、全身のバランスを診ています。
東洋医学では、体は全てつながっていると考えます。
だから、局所だけを治療するのではなく、全身を整えることが大切なんですね。
体質や症状に合わせた全身治療を行います。
お一人お一人の状態に合わせて、最適なツボを選んでいくんですよ。
自律神経を整える鍼灸アプローチも得意としています。
気・血・水の流れを整えることで、自然治癒力を高めるサポートをしています。
根本的な体質改善をサポートすることが、私たちの目標です。
症状を一時的に和らげるだけでなく、繰り返さない体づくりを目指しているんです。
セルフケアと専門施術の違い
セルフケアは日常的な予防とメンテナンスに最適です。
毎日続けることで、体調を整えるサポートができます。
一方、専門施術では、より深い部分へのアプローチが可能です。
経絡の流れや体質の根本を診て、的確にケアできるんですね。
鍼灸師による体質診断で、不調の原因を特定できます。
脈診や舌診、腹診などの東洋医学的診断法を用いて、あなたの体質を見極めます。
そして、個々の状態に合わせた最適な施術を行います。
同じ「秋バテ」でも、原因は人それぞれ違いますからね。
セルフケアと専門施術を併用することで、相乗効果が期待できますよ!
日々のセルフケアで体を整えつつ、定期的な専門施術で深部からケアする。
この組み合わせが、一番効果的だと思います。
※医療行為の代替ではありません。個人の体質により体験には個人差があります。
まとめ:秋バテから抜け出して、元気な毎日を
秋バテは夏の疲れと自律神経の乱れが主な原因です。
放っておくと、冬まで不調を引きずってしまうこともあります。
東洋医学では、「気」の不足、「肺」「脾」の弱りと捉えます。
この考え方を理解すると、対処法も見えてくるんですね。
今回ご紹介した3つのツボケア(足三里・労宮・太谿)を、ぜひ毎日続けてみてください。
夏の疲れをリセットし、秋バテから抜け出すサポートができますよ。
そして、生活習慣の改善も合わせて行うことが大切です。
朝日を浴びる、温かい食事を摂る、質の良い睡眠をとる。
こうした積み重ねが、少しずつ身体を整えていきます。
症状が続く場合や、セルフケアだけでは改善が難しい場合は、専門家のサポートも検討してみてくださいね。
一人で悩まず、気軽に相談してみてください。
秋は実りの季節。
体も心も豊かに満たされる季節です。
あなたらしく元気に過ごせる秋を、一緒に迎えましょう!
専門家と一緒に体のケアを始めませんか?
夙川まほら鍼きゅう院では、あなたの体質や状態に合わせたオーダーメイドの鍼灸で、不調の改善と本来の健やかさへと導くお手伝いをさせていただきます。何歳からでも、あなたらしくすこやかで輝く人生をおくることができるよう、最適なケアを一緒に考えてまいります。


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